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開発から残った島熊山

・読売新聞 2008/1/7
身近な緑である里山。環境省によると国土の実に4割が里山であるという。都市部では開発により減少している。また農村部の里山であっても過疎化にともなって管理放棄となっているところもある。同省では、「説物の多様性の保全上、重要な役割を担う」として、今年度から主な里山を選定し、住民による管理・利用の仕組みづくりを検討する「SATOYAMAイニシアティブ推進事業」を始める。また、民間での意識も高まりつつある。大阪の豊中市と吹田市にまたがる千里ニュータウンにぽっかりとした緑がある。これは島熊山という標高112メートルの里山である。200種の植物と数十種類の野鳥。そして、タヌキやキツネも生息している。この里山にも開発の計画がもちあがった。阪神大震災から1年後の1996年3月、「北部広域防災拠点」のヘリポート予定地として議会での予算が認められた。しかし、住民たちの活動により反対署名が3万7千人にものぼり、府は計画を撤回となる。また、さらならる住民の活動により里山は府から市に譲渡することとなった。現在では、ニュータウンの里山「島熊山」の清掃、竹の伐採、動植物の生態観察の活動を行っている。

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