1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 10.木の知識
  4. 新聞からの木の豆情報 TOP
  5. 2006年Top

青江みかん

・毎日新聞  2006/11/8
「青江みかん」とは、1902年、大分県津久見市近郊の青江地区で見つかった温州みかんの突然変異(枝変わり)のみかんである。昭和40年代まで早生みかんといえば「青江」のことだったが、今も昔も姿は変わらないが品種がかわっていたのである。広島県呉市の飛騨さんのところには祖父の代からの受け継ぎという樹齢80年という「青江」が30本ほどある。直径40-50センチ、高さ3メートルである。「青江」は栽培しずらい品種であるが、手をかけた分だけ応えてくれるという。こんなに美味な「青江」がどうしてなくなっていったのかは、色づきの遅さと、青江がもつ祖先返りの性格。これが農家に嫌われたためという。主流となった「宮川」「興津早生」は天辺が色づくと一斉に色づくが「青江」は天辺が色づいても下の方は青いままで、年を越しても色づかないため、市場から敬遠された。また昭和40年代に始まった完全着色出荷の流れに乗れず、剪定管理も難しく、強い芽がでると祖先返りをして、酸っぱく小ぶりな実になる。現在接木で復活を目指す人もいる

▲目次に戻る

創業1911年 
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
古物営業法に基づく表示  特定商取引法表示  ご利用ガイド 
ご質問・問い合わせ  著作権・サイト関係  カテゴリーサイトマップ  迷子になった場合

©1996-2021 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co., Ltd All Rights Reserved.