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唐招提寺金堂の大修理

・日本経済新聞  2006/9/2
奈良県奈良市の国宝・唐招提寺金堂で、2000年より「平成の大理石」に伴う多角的な調査が行われ、新発見が相次いでいる。解体修理は金堂を徹底的に調査する絶好の機会であり、多くの定説が覆された。奈良県教育委員会は、奈良文化財研究所の協力で年輪年代測定を実施し、解体した建築部材約20000点のうち243点を測定し、屋根部材3点が781年に伐採された木材であることがわかった。その結果、金堂は奈良時代末期以降の建造である可能性が高まった。また、軒下の4隅にある木彫りの邪鬼像のうち3体が建造当初のものであることがわかった。その他大掛かりの改修は鎌倉・江戸・明治の計3回行われてきており、鎌倉時代に改修された部分と考えられていた多くが、江戸時代の改修であったことも判明した。江戸時代の改修は建物の骨組み全体が組み替えられ、屋根が3メートル高くなるなど、大規模なものであり、現在の外観はこのときにできたものである。解体部材は2005年春から組み立て中で、2006年11月に上棟式を行い、2009年6月に完成する予定である。

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