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樹林地帯がCO2排出源に

・朝日新聞  2006/8/16
シベリアの大地に広がる樹林地帯は世界最大級であるが、ここが近い将来二酸化炭素の排出源になる恐れのあることが、北海道大学低温科学研究所などの研究で判明。シベリアでは頻繁にある森林火災、大量伐採によって、排出量が吸収量を上回る可能性があるからである。世界の森林面積の約2割がロシア所有の森林である。シベリア樹林地帯は約6億ヘクタールであり、炭素総吸収量は約9億トンとみられているが、大規模な森林火災が頻発しており1998年からの累積火災面積は合計5千万ヘクタールを超えている。樹木がなくなることで地表が暖められ永久凍土層が溶解すると、温室効果がCO2の約20倍もあるメタンも放出される。また、この地域では大気中の数千倍のメタンガスが貯蓄されている場所もあり、凍土の融解で一気に大気に放出される可能性もあるという。

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