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被爆のアオギリ2世を譲り受けて

・毎日新聞  2006/7/11
被爆アオギリの語り部、沼田鈴子さんがまいたアオギリの種は、沖縄でも育っていた。沖縄本島南部、南風原町の町立南風原文化センターで学芸員を務める平良次子さんは、1994年より始まった「子ども平和学習交流事業」で、ほぼ毎年子どもたちを広島に引率している。1991年同センターを沼田さんが見学に訪れた時に、たまたま居合わせた幼稚園児らに被爆体験を語りだした。その話に平良さんは心打たれたという。沼田さんのアオギリに託す思いを引継ぎながら、沖縄ではアオギリ3世が育っている。水をあげる度に、広島のことを忘れまいと考えると平良さんは語る。長野県高森町では、8月6日を広島で過ごす「広島平和のバス派遣事業」を1989年より行っており、毎年多くの児童たちが参加している。町では被爆アオギリ2世を譲り受け、町内の「平和公園」に植樹し、毎年そのアオギリの前で出発式を行い広島に向かう。アオギリに託された思いは戦争を知らない子ども達にも引き継がれ、南風原の平和学習に参加した子供たちは、成長してOB会「アオギリドットコム」を組織している。先月には、沼田さんの被爆体験などをテーマにした企画展を開くなど、平和への思いを抱き続けている。

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