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最古の寺院樹木の壁画片

・毎日新聞  2006/6/28
奈良県斑鳩町教委は6月27日、法隆寺の南大門の近くから彩色がある壁材の破片が多数出土したと発表した。付近からは2004年にも同様の破片が見つかっており、今回も「斑鳩寺」と呼ばれた創建時の法隆寺とされる若草伽藍(7世紀はじめ)の建物にあった、国内最古の寺院壁画片と見られる樹木を書いたと見られる壁画片が新たに見つかり、中国・隋の時代に描かれた敦煌の絵画の樹木に似ているとの識者の指摘もある。2006年2、3月に、2004年の調査から北側に20m離れた地点(4平方m)を調査平安時代以降に掘られた東西の溝から、鎌倉―室町時代の土器片のほか、壁材の破片が約270点出土した、このうち彩色のある壁画材は約80点あった。最大7×6cmで細かく割れていた。奈良文化財研究所の検査で、鉄などの顔料(絵の具)の成分を検出した。この中で、団子状の暗褐色の葉が、黄土色の枝の上に乗ったような図柄のものが見つかった。また、建物の丸い柱に接していたと見られる、とがった断面のあるものも見つかった。同町教委は「樹木の破片は壁画の構図を考える上で貴重な資料。とがった断面の壁画片も、壁画が建物の柱と柱の間に飾っていたものであることを示す証拠」としている。

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