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知らぬ間 乱伐に加担

・読売新聞  2004/11/11
日本は年間約1億立方メートルの木材を使用し、その8割は外材であるという世界でも有数の木材輸入国である。難用材全体の世界貿易では、丸太換算すると日本が25%(1999年)を占め、最も多いとされる。日本の消費者は知らないうちに海外での乱伐に手を貸しているということにもなる。インドネシア産のラミン材は、「そりが少ない。加工しやすい。安い。」という理由から、日曜大工用の丸棒、額縁ほうきの柄、手すりなど身近な商品に多用されている。主産地はインドネシアとマレーシア。1970年代から年間計150万立方メートル以上が伐採されていたが、再生しにくく、2000年の生産量は両国とも約13万立方メートルに激減した。インドネシアの林業省によると、輸出木材の半分は違法伐採で、国立公園内でも堂々とおこなわれているという。日本の税関ではラミンの識別番号がなく、他の南洋材と一緒に「合板」等に含まれ、チェックは難しい。食品のように消費者が追跡調査をするのも困難であり、輸入業者が企業の社会責任として自主的に合法な木材以外を輸入しないようにし、消費者から評価される企業を目指していくべきかもしれない。

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