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台風後の迷惑な風倒木

・産経新聞  2005/9/26
兵庫県西部の西播磨地域を流れる千種川流域では、昨年の台風により大量発生した風倒木を利用し、堤防の洪水対策工事がすすめられている。使い道もなく、山積になっていたタダ同然の倒木利用は、リサイクルになり、コスト面では安くと一石二鳥である。千種川では水防対策として盛り土とコンクリートによる堤防かさ上げ工事がおこなわれているが、30年もの長期計画である。この工事完了までの暫定対策として杉、ヒノキの倒木が再利用された。「木柵工」という工法で木の柵を2重に設置し、その間に土をいれ、固めるというものだ。半永久的ではないが、5-10年は使用できる強度をもっている。風倒木堤防は約7キロ、倒木は約3万本利用。倒木の加工費を含め工費は3億円であるが、同じ規模のコンクリート堤防であれば9億円はかかるという。安価で当面の水害をしのげるメリットは大きいものである。

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