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成長早く樹皮から芳香

・日本経済新聞  2005/7/16
シラカバはカバノキ属の一種、白い樹皮が美しい落葉高木である。大変成長の早い木であり、日本では岐阜県より東の本州と北海道に見られる。アイヌ語の古名カニハが転じてカンバとなり、カバノキとよばれるようになったという。白樺は建築用材にされるほか、民芸品などに重宝される。雨の中でもよく燃えるくらい火付きがよいので薪材としても貴重であった。樹皮から抽出された樺油には芳香があり、化粧品、香料に使われた。また、白樺といえば、明治末に創刊され、大正時代を特徴づけた文芸誌「白樺」が著名である。

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