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法楽寺

・朝日新聞 2011/8/22

法楽寺は「田辺のお不動さん」の名で親しまれる真言宗泉涌寺派の大本山である。夏でも、緑陰にいれば涼しい樹齢約800年のクスノキが出迎えてくれるのである。クスノキと並んで立つ三重塔は、1996年に完成したもので、本尊の大日如来像、脇侍の不動明王像、愛染明王蔵をまつり、本堂では矜羯羅童子像と制多迦童子像を従えて本尊の不動明王像が安置されている。平重盛(平清盛の長男)によって1178年(平安時代)に創建され、織田信長の兵火によって1571年(戦国時代)に全焼し、洪善普摂律師が1711年(江戸時代)に復興したのである。1978年に蔵から発見された日本三不動の一つである京都・青蓮院の国宝「青不動」の原画が寺宝として有名で、国の重要文化財である。また、「線の行者」といわれた徳島県出身の書家である小坂奇石の作品を集めた「リーヴスギャラリー小坂奇石記念館」があり、小坂奇石展を毎年11月に開いている。この他、田辺大根の碑や茶室がある。住職の小松庸祐さんは三重塔の建立 などに携わっており「先人が苦労して築いてきた歴史に、何が上積みできるかを考え、前へ進んでいく姿勢が大切だ」と話す。

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