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ビワ

・読売新聞 2011/5/30

「桃栗三年、柿八年」という諺は有名だが、この諺には「枇杷(びわ)は九年でなりかねる」という続きがある事を知っているだろうか。「何事もそれ相応の年月が必要である」という意味で、びわが実るには長い年月が必要なようである。農林水産省の発表によると、2010年産のびわは収穫量(5700トン)と出荷量(4680トン)のいずれにおいても前年比減となっている(それぞれ950トン、730トン減少)。樹面積は1630トンで、こちらも前年比で50ヘクタールの減少となっている。同省では、生産者の高齢化に伴う廃園などが進んだためと分析している。都道府県別収穫量では長崎県、千葉県、香川県、鹿児島県、和歌山県の5県で全国の約7割を占めている。産地の一つの香川県では、全国初となるビニールハウス栽培での収穫に成功した。県農業生産流通課によると、ハウス栽培は温度管理が非常に難しいためこれまで敬遠されてきたが、高松市内の農家が1977年に成功し、長崎、千葉、両県などで広まったと言う。香川県内では主に「長崎早生」と「茂木」の2品種が主に栽培されているが、県は07年から大玉の「陽玉」の栽培を奨励している。大粒で食味が良く、ギフト用の高級品として、より高い収益があるためだ。県は「香川ブランドを全国へ広めたい」としている。

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