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出雲大社の高層本殿の柱保存処理

・読売新聞 2011/9/29

島根県出雲市にある出雲大社は、国重要文化財である高層本殿の柱「心御柱」について奈良市の元興寺文化財研究所に合成樹脂による保存処理を委託した。心御柱は鎌倉時代のもので、1本の直径が1.23~1.4メートルある3本の杉を束ねている。2000年10月に境内で出土し、01年9月に取り出した後、松江市の県埋蔵文化財センターで水中 で保管しており、国や県の補助で処理が決まり、来年の1、2月頃に、研究所に運び込む予定である。現在とは違い、中世の本殿は大木を組んだ柱の上に社があり、約48メートルの高さであったという。「口遊」(平安時代の教本)では「雲太、和二、京三」と国内最高の建物であると伝えている。和は奈良の大仏殿、京は平安京の太極殿を指す。「金輪造営図」によると、本殿は心御柱を中心に9本の柱で支えていたそうだ。古事記では祭神の大国主神が太い柱を自らの宮殿に求める場面もある。

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