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村の復興と地元林業再生

・産経新聞 2011/9/13

奈良県十津川村は、かつて林業が盛んであった。森林面積約6万5千ヘクタールの半分が人工林である。同村はこれまで、原木の出荷にとどまっていた林業を一転させ、木材の乾燥や製材を始めていた。奈良・大阪の工務店とも連携し、伐採から住宅完成までの産直住宅を建築する「十津川郷土の家ネットワーク」を数年前に立ち上げ、年間30~40棟の住宅を建てるまでになっていた。順風満帆だったこうした取り組みも、今回の台風12号で吹き飛んだかに見えたが、「林業不振で山に手が入らず、地力が弱まったことが今回の土砂災害を招いた原因」と指摘する声もある。村のスギやヒノキの需要を高めることで山が手入れされ、防災面にも効果があると期待されている。「林業再生で山をもう一度元気にするしかない」という機運が村で高まっている。また台風12号による土砂災害で自宅を失くしたり、危険にさらされている村民の仮設住宅について、地元のすぎ・ひのきを使用して建設する方針となった。

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