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自然の復元方法

・日本経済新聞 2010/8/13

北海道の羊蹄山の東側、京極町で北海道電力が2014年秋の稼働を目指して水力発電所を建設中である。標高約900メートルの台地に貯水池を造り、下方のダムから水をくみ上げ落差で発電するのである。エゾマツ、クロマツ、ミズナラなど貯水池後方の樹林伐採跡には単純な植林でなく、10種類ほどの苗が混在し植林されている。これは苗同士を競争させ、より自然な森をつくる。台地には貴重な湿原植物の群落があり、建設予定地を2回変更したが、湿原の一部で伐採による地下水への影響の懸念が残るため、樹林の復元方法を追求した。建設現場で採取した土と種を使い、約100キロメートル離れた札幌近郊の圃場で2~3年かけて育てた苗を植える。電源開発による自然破壊は避けられな「生態系保全の意識がなければ事業はできない。復元は今や必要経費」と京極水力発電所建設、古谷所長はいう。

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