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バイオコークスのエコ事業

・産経新聞 2010/3/10

バイオコークスとは、二酸化炭素の排出量が実質ゼロで、石炭と代替えできる植物性の固形燃料のことである。このバイオコークスの事業化に近畿大学と大阪府森林組合などが乗り出すという。この産学協同プロジェクトは、平成22年度に大阪府高槻市に工場を建設、24年度から本格生産という予定である。放置林とエコ燃料の創出という一石二鳥の効果が期待されている。バイオコークスを生産する技術を開発した近畿大学井田教授によると、乾燥させた植物を細かく砕き、荷重や熱などを加え、鉄以上の硬度をもつまで圧縮しできる。バイオコークスは、素材(植物)が光合成で吸収する量と燃焼時の排出量がほぼ同じであるため、実質排出量ゼロとされる。石炭の場合で、燃焼時の排出量は、1キロあたり約2キロ以上である。日本には放置林を含め、利用できる山林が800万トンあるということから、事業化できると判断したという。当面は大阪府北部のスギやヒノキの間伐材を使用する予定である。このようなエコ燃料の製造技術への関心は高く、国内外の企業から問い合わせが殺到している。

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