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ヤマコウバシ

・朝日新聞 2010/12/13

冬に枯れても〝落ちない〟ため、縁起がいいということから、合格祈願のお守りとして、「ヤマコウバシ」の葉っぱが人気いである。広島市佐伯区の市植物公園 は2年前から、透明なポリエステルのフィルムで葉を挟みこんだしおりとカードを販売。1万枚近くが売れている。2008年に入園者300人限定で配って評判になり、その年 から販売を始めたのである。2008年度は約3500枚、翌2009年度は約5700枚が売れた。今年も1日の販売開始から売り上げは約500枚に。京都府宇治市の市植物公園も広島での人気を知り、1日から毎日先着30人に「合格応援」のしおりを無料配布している。ヤマコウバシはクスノキ科の低木。さわやかな香が「山で香ばしい」のが名の由来といわれている。冬の間、葉が枯れても枝についたまま落ちず、4月ごろにやっとはえ替わる。葉が青い時は目立たないが、紅葉が始まり、周りの木の葉が落ち始めると、存在感がぐっと増す。お守りにするのを思いついたのは広島市植物公園の石田源次郎園長である。3年前、冬の山に遊びに行き、1本だけ葉が落ちずにいる木を見つけて最初は妙な気がした。冬に落ちないことから、「受験に落ちない」イメージを連想したという。お守り用には縁起を担ぎ、あくまで枝に残る葉を使うという。

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