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ケニアの粘土団子

・毎日新聞 2009/3/30

砂漠化が進むケニアの首都ナイロビ郊外で、女性たちが直径2-3センチの粘土団子をまいている。この団子の中にはアカシア科とトウダイグサ科の5種類の種子がはいっている。種子を粘土でくるんだ団子は、水や肥料を与えなくても発芽し、過酷な環境でも生き延びることができる。また粘土は細菌の繁殖を防ぐだけでなく、発芽に必要な養分を蓄え、種子を粘土で覆っていることによって、鳥や虫のえさになることも防いでいる。球形のためワレにくく地面と接した部分に昼夜の温度差で生じた結露が集まり発芽を促すものである。ケニアの森林が失われた理由はふたつあり、ひとつは英領から1963年に独立した際、森に隠れた住民をさがしだすため、英軍が対規模な伐採をしたことであり、さらに住民が切った木をまき、炭、建材にと使用する子とで伐採が加速したのである。ここ数年、ケニアでは異常気象が続いており、雨期になってもまとまった雨が降らないという。緑化スピードを上げなければ砂漠化は防ぐことができない状況である。

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