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嵐山SOS

・読売新聞 2009/7/12

京都西京区の名所・嵐山で、ヤマザクラやカエデが常緑樹に押されて衰退してきている。今から104年前に常緑樹の伐採が禁止され、繁殖しすぎたことが原因と考えられている。嵐山国有林は渡月橋の上流右岸の59ヘクタールは、ヤマザクラを移植するなど人工的に維持してきた。1871年の国有化を機に常緑樹の伐採が禁じられたため、ブナ、ナラなどの広葉常緑樹が成長し、ヤマザクラなどが阻害されるようになった。1982年に国は管理方針を策定し、京都大阪森林管理事務所が地元の嵐山保勝会と合同でサクラ、かえでの植林をはじめ、一部の樹木の択伐も解禁したが、林野庁にとって落葉広葉樹は不得意分野である。結果、植林したサクラの4割、カエデ1割が枯れ死している。また、植林もセレモニーの色合いが濃くなり、生育に向けた検討が不十分とされている。今年度中に地元関係者、研究者の意見などから提言をまとめる方針である。

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